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助産師になるには【看護学生・看護師編】

こんにちは♪
もっけです。

今日は看護学生や看護師の皆さんが助産師となるためには、何をしたらいいのかを書いていきます。

大事なのは情報収集!

助産師になるための教育機関の種類は、専門学校、大学の専攻科、大学院などがあります。学校選びは情報収集につきます。
志望する教育機関によって受験対策を考える必要があります。何よりも一番最初に行うべきことは、学校の情報を収集することです。
自分が通っている学校や大学に助産師課程が無い場合は、外部から受験する必要があります。私は看護大学を卒業後、1年課程の助産専門学校に進学しました。

推薦枠はあるのか?
一般入試の科目は何があるのか?
試験の日程は?
倍率は?

学校によって受験の条件や受験科目は様々です。ホームページに情報が多く掲載されている助産師学校でも、オープンキャンパスに行くことをお勧めしています。先生方や先輩方の生のお話を聞ける貴重な機会です。私も志望校のオープンキャンパスに行きましたが、助産学生に求められることや、勉強が必要なことが良くわかりました。何より、助産学生の先輩方がとても輝いて見えて、やっぱり助産師になりたい!と思いが強くなりました。

実際にどんな勉強をすればいいの?

助産学校の倍率は10倍以上がざらです。ライバルに差をつけて合格するためには、受験対策の質がかなり重要になってきます。

看護師国家試験レベルの知識は網羅していることが最低条件だと思います。特に母性看護学と小児看護学の問題は全問正解できることが望ましいですね。厚生労働省から、看護師国家試験の出題基準が発表されているので参考にしてください。とはいえ、受験までの時間には限りがあります。看護師、保健師国家試験の勉強や卒業研究などと並行して受験対策をしなければいけないので、時間を有効に使いたいですよね。

1.志望校の過去問を解く。
過去問を公開している学校であれば、必ず入手してください。傾向をつかむことが、受験対策の質を高めます。母性看護学、小児看護学の問題の他に英語の試験がある学校もあります。どの程度の英語力が必要なのか調べておきましょう。

2.看護師国家試験の必修問題を問題集で全問解けるようにする。
必修問題の問題集はすぐ何周もできます。特に母性と小児の問題は完璧に解けるようにしました。

3. 看護師国家試験の一般問題を解く。
これはもう数をこなすしかありません。必修問題と同様、母性と小児の一般問題も状況設定問題も、何回も解きました。

4.母性看護学概論と各論の教科書をまとめる。
時間が許す限り、自分のノートにポイントをまとめました。私は受験した助産学校は記述式の試験問題だったので、このノートがかなり役に立ちました。この勉強方法はかなり地道ですが、ここで差がつくことは確実です。
自信にもなりますし、助産師学校に入学後も役に立ちます。問題を解くたびに自分のノートを照らし合わせ、どんどん追記していきました。

5.小論文の練習をする。
近年の周産期を取り巻く現状や、課題を調べておくことをおすすめします。看護学生としての、看護観や倫理観を問われる問題が多いので、自分の言葉で小論文が書けるように考えておくとよいと思います。

6. 面接対策をする。
面接で聞かれることの例として…

・なぜ助産師になりたいのか
・どんな助産師になりたいのか
・なぜ本学を志望したのか
・実習で印象に残っていることは何か
・看護をする上で気を付けていることは何か
・仲間と協力できるか
・入学したら、どのように勉強していきたいか
・体力はあるか

面接試験がある学校がほとんどだと思います。志望理由を聞かれるのはもちろんですが、看護観を聞かれることが多いです。小論文対策と合わせて、考えておきましょう。志望校の教育理念は覚えるくらい読んでおきましょう。自分が目指す助産師像が、志望する学校の理念と合致するのか…アピールする絶好の機会です。
私は面接で、「大学出身の人は考えが甘い面がよく見受けられます。助産師学校は大学とは違います。入学しても続けられますか?」と聞かれました。面接官の口調もきつく、今となっては厳しすぎるな…とも思います。助産師学校は体育会系な部分があるので、はっきり返事ができるかという面でも面接では見られているのではないかと思っています。

7.体調を整える。
毎日7~8時間は睡眠を確保し、すっきりした頭で勉強するようにしました。試験開始時間に頭が冴えているように、朝に勉強するようにしていました。

 

大学院を受験する場合…

受験する前に、指導教員との面談を必須にしている大学が多いです。大学院で研究したいことを考えて、研究計画書を書き願書とともに提出しなければいけないので、研究の基礎的な知識が必要となります。卒業研究にしっかり取り組み、研究計画書の書き方を勉強する必要があります。英語の記述問題がある大学もありますが、辞書持ち込み可の場合もあります。
いかに辞書を早く引けるかにかかってくるので、英文を読みながら辞書を引く練習をしましょう。私自身が大学院を受験した時は、英語新聞を使って英文を読む練習と辞書を引く練習をしました。論文についている英語抄録を読むことも訓練になると思います。

助産師になりたいけど保健師免許は取った方がいい?

看護学生さんからよく聞かれます。私自身は大学等で看護師課程と保健師課程が両方ある場合には、保健師課程も同時に単位をとることをお勧めしています。
助産師が活動する場は病院だけではありません。地域で活躍する助産師さんもたくさんいらっしゃいます。母子保健のスペシャリストである保健師の免許を持っている人は、助産師の知識も有効に活かすことができます。助産師が保健指導を行う場でも保健師課程で学んだ保健指導の技術と知識は大変役に立ちますよ。子育て中で夜勤がある病院で働けない場合でも、日勤のみで地域で母子保健に関わるチャンスができます。
私の子育て中の助産師友達も数人が保健師に転職しました。

私の助産師学校受験の体験談…

私が受験した助産師学校は試験が1月にありました。12月には卒業研究発表会、1月に助産師学校を2校受験、2月に看護師国家試験・保健師国家試験受験と、殺人的なスケジュールでした。助産師になりたいと思ってから、助産師学校を受験するまでに半年しか時間がなく毎日10時間は机に向かって勉強していました。同じ学校に行きたい友達と一緒に図書館にこもりました。

受験日当日、会場に入ったときの受験者の数の多さに泣きそうになり…この中から選ばれるのかと戦慄しました。緊張しながらなんとか試験を終え、合格発表日を迎えました。合格発表の掲示板には友達の番号はありましたが私の番号がありませんでした。
落ちた…とかなり落ち込みましたが数日後に補欠合格の文書が届き、ぎりぎり滑り込みの合格でした。こんなこともあります。最後まで諦めないでくださいね。

まとめ

倍率が高いということは無情です。でも努力をしなければスタートラインにも立てません。
助産師になりたいという熱い思いを持って、是非頑張ってください!
ではでは~。

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