mockelog
助産師の情報発信サイト
看護学生

【看護師・助産師】個性が出る志望動機の書き方は?【履歴書】

こんにちは♪もっけです。

今日は、看護師・助産師が病院に就職、転職するときの履歴書の志望動機の書き方についてお伝えしていきます。

私は職場で履歴書を読む立場にいます。履歴書を読んでいるとある程度パターン化していることが分かってきました。
コピペではない、自分だけの、惹きつけられる志望動機の書どうしたら書けるのか…履歴書でいちばん書きづらく悩む部分ですよね。
この記事を読んで、是非書き方の訓練をしてみてください。

志望動機の例文は参考になる?

看護師の転職サイトには、様々な例文が書かれていますね。
例文はとても参考になります。
しかし、例文をそのまま書くとすぐばれてしまいます。
なぜかというと履歴書を読む立場にいる人は、何百もの履歴書を読んでいるからです。自分の言葉では書かれていないな…と思う履歴書はマイナスの印象を持たれてしまいます。では限られたスペースの志望動機に自分の思いを述べるにはどうしたらいいでしょうか。
書き方の大きな流れとして、以下の書き方で書くことをお勧めします。論旨がずれることが少なくなるからです。

  1. 志望した病院に惹かれたきっかけ
  2. 自分の目指す看護師像・助産師像
  3. 自分はその病院や地域にどのように貢献したいのか、貢献できると思うか

この病院に就職したいと思ったきっかけを書き出す。

この病院に惹かれた理由を書いてみましょう。コツは、正直に書くこと。
箇条書きで、一言でもいいです。
例として、

・病院理念が好き
・病棟の雰囲気が明るい
・看護部長さんが好き
・新人教育に熱心
・キャリア形成に積極的な支援がある
・休暇が取りやすい
・院内保育所がある
・給料が高い…等です。

挙げられた言葉の中で、病院や看護部の理念、病棟目標、病棟の雰囲気など病院に関することを一番最初に持っていきます。
そうすることで、この病院の医療や看護に魅力を感じてくれたんだということが伝わりやすいです。
また、病院のことを知ったきっかけを一言でも書くとなお印象がいいですね。

例:
・実習でお世話になった
・インターンシップや病院見学に参加した
・就職説明会に行った…

給与や休日、福利厚生に惹かれて志望しただけ…という方もいると思いますが、志望動機の一番最初に書くと印象があまりよくありません。
自分の給与や休日が最優先事項なのかな、責任感を持って働いてくれるかな…と思われてしまうかもしれません。
書くとしたら最後の方に書きましょう。

自分が目指している看護師像・助産師像を書き出す。

次に、自分が目指す看護師像・助産師像を挙げていきます。
まずは思ったまま挙げていくといいです。

・優しい
・知識と技術を持つ
・実践力を持つ…等です。

目指す看護師像でよく書かれている言葉に「患者に寄り添える看護…」とあります。
採用する側としては、「この人の寄り添う看護とは何をさしているのか?」が気になるところです。
自分が挙げた言葉に対し、なぜその言葉を挙げたのか深掘りして考えていきます。

思考のパターンの例:
患者さんに寄り添う→
寄り添うとは→
患者さんの観察をしながら気持ちをくみとれる→
患者の気持ちをくみ取るには?→
観察が必要→
なぜ観察が必要と気づいた?→
病院見学に行った時の看護師の患者対応が素敵だった→
素敵と思った対応は?→
患者さんのことをよく観察して瞬時にアセスメントをして言葉をかけていた→
私もできようになりたい…

といったように自分の考えをどんどん具体化していきます。

具体化していくコツとしては、「場面」を挙げることです。

・病院見学での場面
・実習での場面

印象に残っている場面を挙げるだけで、その場面にいなかった採用する側の想像力を掻き立て、一気に興味を沸いてもらうようにすることができます。
また、面接でその場面が聞かれやすくなるので、面接対策にもなります。

以上のように、自分が目指している看護師像をイメージできたら、次は最後の段階です。

自分はその病院や地域にどのように貢献したいのかを書き出す。

今まで述べてきた病院の志望動機やなりたい看護師像はどうしても似通ってしまうことが多いです。
そのため、履歴書の中で私が一番意識して読んでいる内容は、
自分が看護師として、その病院にどのように貢献したいのか、貢献できると思うのか
ということを「具体的」に考えているのかということです。

例えば、

・3〜5年後までのキャリアを見据えているか?
・キャリアアップしてどのような看護師になりたいと現時点で考えているか?
・自分の力を病院でどのように発揮したいのか?

といった内容まで書かれている志望動機は新卒でも既卒でもあまり見かけません。

採用側は、「自分の力で考えて看護実践していく能力があるのか?」ということを履歴書や就職試験で見極めています。
特に都市部などの競争率の高い病院だとなおの事です。
現時点では難しいと思えることでも、具体的に書いていくことで必ずライバルに差はつきます。

例:
・認定看護師、専門看護師の資格の取得を目指している
・アドバンス助産師の資格取得を目指している
・○○の研修会に積極的に参加したい
・○○の分野で将来的に大学院進学を目指し、高度な看護実践能力を身に付けたい

ここで注意が必要なのは、「○○を学びたい」で終わらせないことです。
「学んで」からの、看護実践にどう繋げていくのか?が採用側が一番知りたいことです。

まとめ

具体的に思考を掘り下げて、自分の言葉で志望動機が書けるようになると思いはきっと採用側にも伝わります。
志望動機には特に時間をかけて考えてみてください。
きっと就職後にも、自分を支えてくれる目標になるはずです。

ではでは〜。